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高気圧治療

高気圧酸素治療について

約360年前に低酸素症の治療に高気圧酸素装置を使用したことが高気圧酸素治療の始まりで、これまで様々な研究が世界的になされてきており、我が国でも様々な疾患の治療に保険適応が認められています。
琉球大学では2.0ATA(水深10m)以上の保険適応となる治療をおこなってきました。診療の幅は広く、琉大での代表的な3疾患としては突発性難聴、骨髄炎、難治性潰瘍で、30回(1回/日)の治療が認められています。保険点数としては3000点/回と定められており1回30000円、3割負担の患者さんですと1万円/回の治療となります。

当院では1.9ATA(水深9m)までの治療を自由診療で行うことができます。60分5000円とさせていただきます。

スポーツ外傷においてもその有効性が学会などで報告されていますが、スポーツ外傷においては保険適応が認められていないのが現状です。琉球大学病院がチームドクターを務める琉球ゴールデンキングスのプロバスケットボール選手の肉離れや靭帯損傷、関節損傷の治療、また手術に至るケースでは術後の早期回復目的に高気圧酸素治療を併用した結果、2023年はBリーグ優勝、2024年は準優勝に大きく貢献致しました。この実績をもとに琉球大学病院では2024年11月よりスポーツ外傷においても自由診療で高気圧酸素治療を行うことが決まりました。(琉球大学:12830円/回)

当院(1.9ATAまで)ではスポーツ外傷に対しても60分5000円(1.9ATAの場合、昇圧15分→1.9ATA環境30分→降圧15分)で自由診療を行います。
*体格にもよりますが3人まで入室を認めてます。お二人で入る場合60分7000円、三人で入る場合は60分9000円となります。

*2.0ATA以上の高気圧酸素治療を希望される患者さんは琉球大学病院高気圧治療部へ御紹介させていただきます。

高気圧酸素治療環境下リハビリテーション(HBO-reha)について

私の研究ではスポーツ障害においてHBO-rehaを行うと2段階の変化が起こることがわかっています。入室後気圧上昇が完了する約10分程度で圧依存性に疼痛の改善と可動域の拡大を認めます。この原因として圧が上昇することで関節の求心位が得られることで可動域が改善することが考えられます。さらに高気圧環境下で酸素を吸入することで関節周囲の浮腫が改善され、60分後にはさらなる可動域の改善、疼痛改善が得られます。

当院では理学療法士の適切な指導の下、HBO-rehaを10550円で行うことができます。

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