ご挨拶
当院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
てだこ整形外科院長の前原 博樹(まえはら ひろき)です。
2025年6月に縁あって浦添てだこの地に開業させて頂くことになりました。
私は1997年より琉球大学整形外科に入局、整形外科特に骨軟部腫瘍を中心に20年間診療を行ってきました。2017年より同病院高気圧治療部で研鑽を積み、酸素治療や水素治療の研究も行ってまいりました。また近年は再生医療も手掛けており、その可能性をみいだしてきております。これまで学んできた様々な医療を活かし、地域に貢献できると幸いです。
当院では健康寿命延伸、スポーツパフォーマンス向上を2大テーマに掲げ運動器を中心に医療をおこなっていきます。この2つの医療は相容れない治療と思われますが、実は多くの共通点がありスポーツを楽しむ若い世代から健康的に余生を楽しみたい高齢者まで幅広く治療を行うことができます。
近隣の医療機関とも連携をとりながら適切な治療を提案、提供し、「来て良かった」「通院したい」と心から思っていただけるクリニックとなるようスタッフ一同日々努力してまいります。
てだこ整形外科をよろしくお願いいたします。
骨軟部腫瘍に対する思い
私は20年間骨軟部腫瘍に従事してまいりました。
骨軟部腫瘍とは一般の方からするとわかりにくい病名ですが、簡単に言うと骨や筋肉などの運動器に発生する腫瘍を指します。その中で良性と悪性があり悪性は命にかかわります。悪性の代表は誰もが聞いたことのある骨肉腫です。この疾患は早期診断が非常に大事となります。特に膝周囲や肩周囲は好発部位で放置すると肺転移を起こすリスクもあります。改善しない痛みが2週間以上持続する際には受診をお勧めいたします。
またがんが骨に転移する場合も整形外科医が治療を担当します。当院には骨組織の診断に威力を発揮するマルチスライスCTシステムを完備し、20年間の経験で得た診断技術を駆使しスピーディーかつ正確な診断を目指します。治療においては琉球大学骨軟部腫瘍班と連携を取りながら迅速な対応、適切な治療を提案いたします。
スポーツに対する思い
私自身過去に6度のスポーツ障害に対する手術を経験し、その都度復帰しております。今でも大好きな野球やゴルフでスポーツの楽しさ奥深さを追求しております。
2002年ゴルフのドライビング日本一コンテストに出場し九州2位(316y)に輝いた実績があります。2016年からドラコンプロとして県内外で活躍しドラコン界の有名プロ達と戦いました。現在も300yを超すドライバーを武器に飛ばす楽しさを堪能しています。沖縄県本島では初めて導入される4d-strechも駆使しパフォーマンス向上に役立ててください。
また大好きな野球においては手前味噌で恐縮ですが、2022年には地元の少年野球の監督を務め沖縄県で3位に輝く実績を持っております。子供たちを指導しながら強く思ったことは野球障害で夢をあきらめてほしくないということです。そのためにはチームの監督、コーチ、父母たちも一緒になって野球障害を未然に防ぐ必要があります。圧痛や不具合を生じた時点で受診して頂ければ大けがには繋がらないと考えています。また怪我した後は再発を繰り返さないようフォームまで改善する事が必要となります。当院では動作解析室を設けフォームの改善まで指導していけるよう努力いたします。
運動器の痛みやスポーツ障害はコンディショニングを怠った際に起こる事が多く、当院では体を良い状態で維持できるように様々な治療を組み合わせ手厚くフォロー致します。
健康寿命延伸について
健康寿命とは心身ともに自立して健康的に生活できる期間を指します。
寿命が100歳でも健康寿命が80歳では20年間も介護や医療が必要となり医療経済を圧迫したり家族に負担を強いたりする結果となります。健康寿命延伸とは寿命にできるだけ健康寿命を近づけることを意味し、特に運動器においては骨、筋肉、関節を維持、向上することを意味します。骨が弱くならないためには、骨粗鬆症にならないためにはどうしたら良いか?当院では骨密度を測定し得られた数値から必要な治療を提案いたします。筋肉を維持するにはやはり運動が必要となります。筋量を算出し適正な運動療法を指導いたします。関節を維持するには画像診断により程度に応じて治療を提案いたします。骨、筋肉、関節を維持、向上することで生涯自分の足で歩けるよう通院していただけると幸いです。健康寿命延伸に繋がれば幸いです。
院長 前原 博樹
略歴
| 平成9年 | 琉球大学医学部医学科 卒業 |
|---|---|
| 平成9年4月 | 琉球大学医学部附属病院 医員(研修医) |
| 平成10年8月 | 中部徳洲会病院 医師 |
| 平成11年1月 | 琉球大学医学部附属病院 医員(骨軟部腫瘍班従事) |
| 平成11年4月 | 帝京大学市原病院 病院助手 |
| 平成12年4月 | 琉球大学医学部附属病院 医員(骨軟部腫瘍班従事) |
| 平成12年12月 | 新潟中央病院 医師 |
| 平成13年4月 | 琉球大学大学院医学研究科 入学 |
| 平成19年7月 | 同上卒業 |
| 平成19年8月 | 海邦病院 医師 |
| 平成19年10月 | 琉球大学医学部附属病院 医員(骨軟部腫瘍班従事) |
| 平成21年4月 | 琉球大学医学部附属病院 助教(骨軟部腫瘍班従事) |
| 平成24年10月 | 琉球大学医学部附属病院 講師(骨軟部腫瘍班従事) |
| 平成27年1月 | 琉球大学医学研究科 講師(骨軟部腫瘍班従事) |
| 平成29年11月 | 琉球大学高気圧治療部 診療准教授(骨軟部腫瘍班兼任) |
| 令和1年6月 | 琉球大学高気圧治療部 准教授 |
所属学会・資格
- 日本整形外科学会会員
- 西日本整形・災害外科学会会員
- 日本高気圧環境・潜水医学会会員
- 日本再生医療学会会員
- 日本整形外科学会専門医
- 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
- 日本整形外科学会スポーツ医
- 日本高気圧潜水医学会専門医
- 医学博士
